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伊香保温泉について
基本温泉情報
所在地 群馬県渋川市
泉質 硫酸塩泉、メタけい酸単純泉
効能 切り傷、やけど、慢性便秘症、慢性皮膚病、慢性婦人病、アトピー性皮膚炎、疲労回復、病後回復、健康増進
アクセス 【電車】JR上越線「渋川駅」からバス約20分
【車】関越自動車道・渋川伊香保ICを出て伊香保まで9km
伊香保温泉は、群馬県のほぼ中央、榛名山の東麓、標高700メートルの地に広がる湯の町です。温泉の発見は約1900年前とも言われています。
東京から近いこともあり、明治以降、保養地としての人気を高め、竹久夢二・夏目漱石・萩原朔太郎・野口雨情などの文人や政財界人が 多く訪れました。全国的に知られるようになったのは、徳富蘆花の「不如帰(ほととぎす)」の舞台となったことからです。
伊香保温泉は、長さ300メートル、約360段続く「石段街」が街のシンボルです。 石段街を挟んで、宿や土産物屋、飲食店が建ち並ぶ街並みは、大正浪漫の雰囲気が漂い、ノスタルジックな気分にさせてます。 「イカホ」の語源は「イイカオ=好い顔」だという説もあるとか。代表的な茶褐色のまろやかなお湯に寛ぎ、 温泉情緒たっぷりの石段を散策すれば“イイカオ”になってしまうのも納得できます。

温泉の歴史
発見は1900年前とも1300年前とも言われており、榛名山の火山活動により、温泉が湧出したという伊香保温泉。
その中心には有名な石段街があるが、これはもともと長篠の戦い(1575年)で敗れた武田勝頼が、傷ついた兵士を癒すために 真田氏に命じて造らせたものといわれる。当時、共同浴場や旅籠は山中の源泉近くにあったが、武田方はより多くの戦傷者を 収容するため湯宿を広い場所に移転させる。これが現在の石段街の原型となった。山上から湧き出す源泉を木製の導管で引き、 たくさんの浴場に分湯する伊香保独自のシステムは「小間口制度」と呼ばれ、代々土豪たちに引き継がれてきた。『金太夫』 『岸権旅館』など、戦国時代に創業した宿も今なお健在だが、街は度々火災に遭っており、建物自体は近代的なものが多い。 江戸時代以降は遊興保養地として栄え、明治から昭和初期にかけて夏目漱石、土屋文明、与謝野晶子など多くの文人墨客が訪れた。
中でも、徳冨蘆花はこの温泉地をこよなく愛し、『不如帰』(ほととぎす)の舞台として登場させたことで知られる。 蘆花が伊香保を初めて訪れたのは、明治31年5月。その頃に住んでいた逗子から高崎、渋川を経由し、鉄道・馬車・人力車で伊香保 へ入ると、『千明仁泉亭』(現存)に2週間ほど滞在した。「湯良し、宿良し、眺望良し。私はすっかり伊香保に惚れた」と書いて いる。蘆花は「何かと云えば、私共の心はすぐ伊香保へ向かいます」と書き残しているとおり、以後、たびたび夫人を伴って 伊香保を訪れた。宿は決まって知人に紹介してもらった縁で『千明仁泉亭』だった。
最後の訪問となったのは、昭和2年7月。自伝小説『富士』の執筆で疲労困憊し病床にあった蘆花は、伊香保行きを強く希望する。 周囲の者は反対したが、ついに彼の決意に同意し、湯治を許可する。すでに歩くのも困難になっていた蘆花には、主治医、看護婦 らが車2台を連ねて同行した。伊香保に到着すると病状はやや落ちつき、数日後には榛名湖を見たいといい、総勢31人の「大名行列」 が行なわれた。宿では車椅子で入浴するなどして療養に努めたが、病状は次第に悪化。見舞いに来た兄・徳富蘇峰と15年ぶり に再会を果たした9月18日の夜、蘆花は息を引き取った。温泉街の石段下には『徳富蘆花記念文学館』があり、その隣には盧花が 最期を迎えた『千明仁泉亭』の離れが移築され、公開されている。

温泉地ガイド
伊香保温泉の源泉は、硫黄塩泉の茶褐色で鉄臭味のする「黄金の湯(こがねのゆ)」が多く、特に「子宝の湯」「婦人の湯」 として親しまれています。石段街の下の方に公営の温泉、伊香保温泉共同浴場「石段の湯」がある。また石段から源泉までの 遊歩道の途中に飲泉所も存在する。毎分1400リットルの温泉が湧出する第2号温泉をはじめ、いくつか源泉があるが泉質はほと んどが硫黄塩泉。
また、全国各地の温泉地で売られている茶色の温泉饅頭はここ伊香保が発祥の地。 伊香保の湯の花の色に似ている 「湯の花まんじゅう」が1910年(明治43年)に創案・販売され、全国的に大ヒットし温泉まんじゅうを温泉地の定番みやげと するきっかけとなりました。
温泉街はロープウェイで近くの物聞山の「上ノ山公園」や「群馬県立伊香保森林公園」と結ばれています。
群馬県立伊香保森林公園では、春はレンゲツツジやヤマツツジ、秋は紅葉やヤマモミジを楽しみながら散策できます。 蘆花記念館、竹久夢二伊香保記念館などもあります。
温泉街の周辺の水沢観音では、上州名産の良質な小麦粉と、水沢の清流を使ったコシのある美味しいと有名な「水沢うどん」 が食べられます。



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